インスリンの発見から糖尿病治療薬の開発へ : 第3部 糖尿病治療薬の開発状況と将来展望

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池田衡

第1部、第2部においては、主として、インスリンの発見とその生理的作用ならびに作用発現機序について触れた。今回は、インスリン作用不全に伴う糖尿病について、その歴史的背景、診断基準、合併症ならびに糖尿病治療薬の開発状況と将来展望について記述する。糖尿病を英語ではDiabetes Mellitusという。Diabetesの語源はギリシャ語で“サイホンのように水が流れる”、Mellitusの語源はラテン語で“ハチミツのように甘い”という意味で、高血糖による浸透圧の上昇からひどい喉の渇きを訴え、頻繁に水を飲み、多量の尿とともに大量のグルコースを尿に排出する病態をうまくいい当てた語彙である。2型糖尿病は、我が国の糖尿病患者の95%前後を占め、遺伝素因に環境要因が加わったインスリン分泌不全あるいはインスリン抵抗性が原因と考えられている。現在、40歳以上の国民の10人に3人が糖尿病あるいはその予備軍といわれており、環境要因では、とくに食生活と運動に留意することが重要である。