毒をもって身を守る? ―ヘビ毒の科学―

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三島章義

ヘビは、脊椎動物(Verteblata)の爬虫綱(Reptilia)、有鱗目(Squamata)、ヘビ亜目(Serpentes[Ophidia])に属する。世界には、現世種として11科2,700種前後のヘビ類が知られているが、科や亜科の分け方、属の位置関係や種名等については、分類学の分析技術の進歩によってかなり見直されてきている。大部分は無毒ヘビであるが、なかにはヒトに致命的なダメージを与える毒ヘビが熱帯地方を中心に広く分布している。その病害作用の本体をなすのが毒液(venom)であり、毒は、毒腺(venom gland)で精製貯留され、毒液は、その注入器官として発達した毒牙(venom fang)によって標的に注入される。