腹鰭を持つバンドウイルカ ――その学術的価値とは

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大隅清治

2006年10月28日の朝、和歌山県太地町の灯明崎の東7マイルの沖合いで見つかった、118 頭から構成されたバンドウイルカの群れが、太地町のイルカ追い込み漁業船団によって畠尻湾に誘導され捕獲された。

その群れの中に、1対の腹鰭が付いている個体が発見された。太地町立くじらの博物館は、この個体の高い学術的価値を認識して、生簀に収容するとともに、太地町当局はすぐに“先祖帰りしたイルカ”として記者発表し、国の内外で大きな反響を呼んだ(写真1)。完全な形の腹鰭が付いていて、しかも生きているイルカが捕獲、採集されたからである。