高齢者の患者学 ー“治す(ナオス)医療”から“治し支える医療”へー
目次:
1.フレイルと老年症候群について―歳をとるとは/2.転倒・骨折とその予防法/3.認知症の症状と予防法/4.認知症に伴う諸症状―妄想、幻覚、易怒/5.肺の病気にならないために─ 肺炎および COPD の対策/6.スマート服薬のすすめ /7.高齢者の高血圧─緩やかな管理で老化を緩やかに/8.高齢者の糖尿病―緩やかな管理で老化を穏やかに/9.高齢者のやせとその対策/10.高齢者の不眠―遅寝早起きで睡眠薬の害を避ける/11.頻尿・尿失禁―排尿トラブル/12.在宅医療―自宅が診察室
やさしい医学書は数多くありますが、疾患単位のものが多く、その多くは高齢者を対象としたものではありません。
高齢者特有の要配慮事項が十分に盛り込まれているものは稀です。「高齢者の患者学」の基本をまとめたのが本書です。
高齢者がそれぞれの疾患や症状とどう向き合うべきなのか、どう付き合えばよいのか、
患者としてどう振る舞えばよいのか、という視点から執筆されています。
本書を通読し、身に着けた知識を活かしてスマートに医療を利用しましょう。
BIOPHILIA電子版30号(2019年7月・夏号)・31号(2019年10月・秋号)の記事をまとめ、加筆修正したものです。